ウォーターパーク

海での設置・運営ガイドライン
緊急時の対応

万が一の不測の事態が発生した場合、慌てずに対処できるように、危機管理の対処方法をスタッフ間で共有し、定期的に訓練する事が大切です。

緊急連絡先

119

消防局

救急車が乗り入れられる場所を事前に把握し、救急隊員にその住所を聞かれた時に速やかに答えられるようにしてください。

118

海上保安庁

利用者やスタッフが沖に流されてしまった場合、行方が分からなくなった場合は速やかに海上保安庁へ連絡してください。

110

警 察

ウォーターパーク及び周辺で、破壊行為、他人への傷害、持ち物の盗難などが発生した場合は警察へ連絡してください。

台風接近時の対応

台風の接近

もっとも重要なポイント

台風発生時、もっとも重要なのは台風が日本近海に接近する前にウォーターパークの撤去作業を行う事です。波、うねり、風が強くなってからの撤去作業は困難で危険です。できるだけ早い段階に撤収する事を心掛けてください。

金具とジョイントバンジーは外さない

海から撤去する際に付属の金具とジョイントバンジー類などは遊具から外さないでください。外してしまうと、紛失してしまい、再設置できなくなる可能性がありますのでご注意ください。

撤去作業について

撤収した遊具は屋根のある場所(雨風の当たらない場所)に保管してください。やむをえず屋外でしか保管できない場合、必ず遊具本体の空気を抜き、重ね合わせ、上からネットを被せて、重り(土嚢など)で飛散防止を行なってください。

海岸近くで保管しない

台風時に海岸付近に保管すると、波にさらわれて流されてしまう恐れがあります。紛失してしまうので、できるだけ海岸から離れた場所で保管してください。

バルブの蓋をしっかりと閉じる

過去に空気を抜いた後、バルブの蓋を開けっぱなしにして、遊具内部に大量の水泥が入り、大変なことになった事例があります。空気の注入・排出時以外はバルブの蓋は必ず閉めた状態にしてください。

台風発生時はできるだけ事前に撤去しないと危険です

強風、うねりが強くなってから、海上でのウォーターパークの撤去作業を行うと、重大な水難事故につながる恐れがあります。その為、まだ海のコンディションが穏やかなうちに撤去してください。また台風時にウォーターパークを海上に係留した状態にしておくと、破損したり、流されてしまう恐れがあるのでご注意ください。

台風以外の危機管理

ケガ人、病人への対処

ケガ人、病人への対処

利用者やスタッフにケガ人、病人、溺水者が出た場合の救助訓練を日頃から行ってください。また運営管理責任者と救助員の判断により、必要に応じて救急車を呼んで、病院に搬送できる状態にしてください。

緊急避難

地震、津波の場合

スタッフ、参加者全員に伝わるように拡声器、スピーカーを用いてアナウンスを行ってください。またウォーターパークから緊急避難先までの誘導はスタッフが行ってください。(緊急避難場所は、その地域の自治体が指定している場所であり、予め把握しておく必要があります。)

サメ

危険生物が発生した場合

サメなど危険な海洋生物が出現した場合は、スタッフ、ウォーターパーク参加者全員に伝わるように拡声器、スピーカーを用いてアナウンスを行い、落水者をウォーターパーク上に上げ、ビーチへの避難はボート等で行ってください。

熱中症

熱中症対応

参加者やスタッフに熱中症の症状が出た場合、速やかにテントなど直射日光が当たらず、風当たりの良い場所に移動させ、簡易ベッドで休憩させてください。その際、経口補水液などで水分を補給させ、脇の下、首筋などをアイスパックや保冷剤などで冷やしてください。経過観察を行い、改善されない場合は救急車を呼んで病院に搬送してください。

低体温

低体温対応

参加者やスタッフに低体温の症状が出た場合、速やかにテントに移動させ、簡易ベッドで休憩させてください。その際、毛布等をかぶせ、身体を温めます。経過観察を行い、改善されない場合は救急車を呼んで病院に搬送してください。

遊具の破裂

遊具の破裂

万が一、遊具が破裂した場合、浮力を失い、沈没します。破裂した遊具があった場合、落水者がいるか確認し、直ちに他の遊具に移動させ、破裂した遊具は完全に沈む前にベースロープや隣接する遊具と離し、ビーチに回収してください。

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