水上アクティビティ安全管理システム(SAS)はお客様のライフジャケットやスイムキャップ等に小型の無線タグを装着し、利用者の状況をリアルタイムでモニターします。利用者が溺れたり、通信エリア外に出てしまうなど、無線タグの通信が遮断されると各監視員のスマートフォンに警告が通知されます。これにより、監視員による迅速な初動対応(救助)につなげることが可能になります。
IT導入補助金2023対象サービス
補助対象者となる事業者が「水上アクティビティ安全管理システム(SAS)」を新たに導入する場合、導入費用(サブスクリプション)に対して、50%相当の交付を受けることが可能となります。
水上アクティビティ安全管理システム(SAS)は株式会社BRAVOとNECソリューションイノベータ株式会社が共同開発しました。監視員の目視による監視をサポートし、プールや海上でのアクティビティの安全管理を向上させる事を目的としています。
SYSTEM
監視ゲートウェイ(電波受信機)をサービスエリアを網羅するように配置し、無線タグを装着した利用客をリアルタイムでモニターします。利用者情報と状況はインターネット上のクラウドサーバに送られ、管理されます。それらの情報の確認はスマートフォンで確認できます。
設置するゲートウェイ(電波受信機)の数はエリアの広さ、環境によって異なります。エリアが広域の場合は拡張も可能です。
利用者と無線タグの情報や、利用者の状況はクラウドサーバ(AWS)で管理されます。
SASアプリケーション(スマートフォン)で、利用者情報や無線タグの登録を行ったり、利用者の状況を確認します。
無線タグ | 防塵・防水仕様(IP67相当)の小型ビーコン。 利用者のライフジャケットやスイムキャップに装着し、Bluetooth通信による信号を常時、発信します。 |
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SASライフジャケット | 無線タグを装着する専用のレジャー用ライフジャケットです。 日本小型船舶検査機構(JCI)による厳密な性能試験に合格し、CSマーク(性能鑑定番号 19-003)を取得済みです。 |
SASスイムキャップ | 無線タグを装着する専用のスイムキャップです。 ライフジャケットを着用しない水上アクティビティに使用します。 |
ゲートウェイ | 無線タグの通信受信機です。 無線タグの情報はWifi、LTE、Ethernet経由でインターネットに接続され、クラウドサーバに送信されます。 |
クラウドサーバ(AWS) | SASアプリケーションやゲートウェイと通信を行い、無線タグの通信状態と利用者情報を記録します。 緊急時にはアラートを監視員のスマートフォンにプッシュ通知します。 |
SASアプリケーション | 利用者情報の登録と無線タグの読み取り、各利用者(無線タグ)の状況を参照できます。(iOSアプリ) |
水上アクティビティ安全管理システム(SAS)は監視員の監視業務および受付から退場までの運用をサポートするものです。本システムは人命救助を行う装置ではありません。監視員の目視による監視業務、および救助活動は必要となります。
無線タグ
SASライフジャケット
SASスイムキャップ
ゲートウェイ
クラウドサーバ(AWS)
SASアプリケーション